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爽やかな陽光の下、アユタヤの街を自転車でひた走る。
上の写真の右奥にも小さく写っているが、この地域にはいたるところに遺跡が残されており、日本の京都のように現代と過去が共存する独特の雰囲気をかもし出している。
ワット・ラーチャブラナというジョジョの第5部に出てきそうな名前の遺跡に到着した。
赤茶けた石で作られた遺跡の中央には巨大な石造りの塔が佇んでいる。
また、塔の中にも入ることができ、内部には人一人がやっと通れるような通路と小さな石室が残されており、そこに描かれた古代の壁画を眺めることができるようになっている。
塔の外側を囲っている遺跡はどれも損壊がひどく、原形を留めているのは中央にある塔だけだ。
しかし、これらは時と共に風化した結果ではない。意図的に破壊されたのである。
上の写真を見れば分かるように、仏像のような石像の類は一つ残らず頭部が消失している。
というのも、アユタヤは1700年代に当時のビルマによって征服されたという歴史を持っている。その際に、多くの建造物はビルマ軍によって徹底的に破壊された。
これらの建造物はかつての栄華の記憶を留める遺跡であると同時に、その終焉を象徴する「廃墟」でもあるのだ。
続いて、3kmほど離れた場所にあるワット・プー・カオ・トーンという塔に向かった。
間近で見ると、馬鹿でかい台座の上にさらに約80mあると言われる仏塔が取ってつけたように乗っかっており、もはや参った参ったの無条件降伏的クソデカスケール建築物である。
しかも……
なんか傾いてます。
ここワット・プー・カオ・トーンは塔の下の台座まで登ることが可能となっている。
この台座自体が既に30mほどの高さがあるので、ここからの眺めは絶景だそうだ。
今日は透き通るような一面の青空。我々は躊躇うことなく長い長い階段を昇った。
?
階段を昇りきると、目の前に厳重に施錠された鉄の扉が見えた。
恐らく仏塔の内部へと続く扉であろう。
そんなことはどうでもいい。
扉の左側に何か書いてある。
いや、よく見ると何かを貼り付けてあるようだ。注意書きだろうか?
「不審な人を見たらすぐに110番!!」 赤羽警察署
この塔、赤羽警察署の所轄でした。
駐輪場が無かったので道路脇に自転車をとめちゃいましたが、すぐに取りに戻ろうと思います。
雰囲気的にパワーパフな女の子も襲ってきそうですし。
きっとこの扉は赤羽警察署アユタヤ分署の入り口だったのでしょう。
あんまり騒いでいても悪いので早々にずらかりました。
…誰だ、これやったバカ野郎は!?
<追記>
前回、この二人(O野とO田原)が自転車一台を折半で借りたと書きましたが、アユタヤの街を二人乗りで走っていたら、
何故か庭師のオバサンたちに大声で笑われました。
よくわかりませんが、この二人はとてつもなく恥ずべき行為をしていたようです。
もしもタイで自転車の二人乗りをするようなことがあれば、人に見られないように注意しましょう。
赤羽警察署も見ているかもしれません。
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