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5月の終わりごろ、千葉県勝浦市の鵜原に行ってきた。
ここはかつて『鵜原理想郷』と名付けられ、リゾート開発が計画されていたが、震災や戦争によりとん挫した歴史がある。
鵜原駅から歩いて10分ほどで旅館『鵜原館』の入り口あり、中に入っていくと鵜原理想郷のハイキングコースにつながっている。



登り口は舗装されており、スニーカーでも問題ない。



登りきると舗装はなくなるが、地面は泥のない砂岩のような質なので、大雨でも降っていない限り登山靴は不要だろう。
鵜原理想郷と言えば海に突き出た岬の風景が有名だが、今回は海岸に向かって藪を降りていく道を選ぶ。



*DP2Sで撮影

海岸は小さな砂浜となっており、遠浅の磯が海に向かって続いている。


*DP2Sで撮影

切り出されたのか、自然に侵食されたのかは定かではないが、地層がえぐられた地形が広がる。



波打ち際は不自然にくりぬかれている。
石切り場の跡か、それとも養殖場の跡だろうか?



潮が引いていれば見ることのできる穴。
波の力で巨大な岩場にのぞき窓が開いてしまったようだ。



穴の向こうには、観光施設の海中展望台が見える。
鵜原には他にも県立海の博物館があるので、魚介マニアにはおすすめ。



この穴の周辺は潮の流れ次第では海に沈むので、十分に気を付けよう。
入り組んだリアス式の海岸線なので、波は基本的に高くて荒い。

鵜原理想郷は季節や時間によってまったく異なる顔を見せるので、レジャーシーズン以外にも訪れる価値はあると思う。
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