QMA5

　なんとかモアイ…じゃなくてタイガの胴体を作ろうとしたのだが、容量が多すぎるのか、想像以上に紙粘土の硬化が遅くて、首が固まるまで胸部分を作れない。（個別に作るとサイズが会わなそうでイヤ）

　とはいえ、この猟奇的なオブジェを延々と机の上に放置しておくわけにもいかないので、とりあえず冷蔵庫の中に入れることにした。卵ケースの上に。

　朝は牛乳、夜はビールを飲もうとするたびに、我々は文字どおり顔を突き合わせる。

　天気雨や蜃気楼のように不条理な光景には、どこか神秘性がつきまとう。

　深夜、冷蔵庫内の淡い明かりに照らされた男の首。

　不条理極まると思った。だが、所詮は人の業。現実は、バランスを崩して落ちてしまった彼の首を拾い上げる毎日だ。

　しかし、不満は感じていない。この奇妙な同居人を転居させる意図もない。

　自分でも意外だったのだが、朝の挨拶や帰宅を告げるにつれ、次第に愛着を覚えてきたようだ。この生活がさらに数ヶ月続けば、ともに杯を酌み交わす仲にもなれるかもしれない。



　目の当たりにした経験はないが、性倒錯のひとつに屍体性愛とかネクロフィリアと呼ばれるものがあるらしい。

　まあ、そんな話しは置いといて。


　久しぶりにQMAをプレイしたのだが、ヴァージョンがひとつ上がってQMA5となっていた。

　おかげで今までは100円で2プレイできたところが、1プレイのみ。

　クラス、階級ともに最下層までの転落人生。

　愛しのペットであった『ヒロポン』も、虹色に輝く毒々しい卵にまで退化していた。

　だが、ここまでは許せる。今までの戦歴は記録されているし、自キャラもタイガのままだ。久しぶりにクラスをのし上がっていくのも悪くはない。

　それでも決して許せないことがある。

　なんかビジュアル面がしょっぱいのです。

　目立った変更点としては、キャラがエロゲ塗り（陰をぼかす塗り方）からアニメ塗り（陰をぼかさない塗り方）に変わった。

　個人的にこれは痛い。QMAに脈々と受け継がれてきたそこはかとないエロティシズムが薄れた。これでは単なる乳揺れアニメを見ているようなものだ。

　それと、確認していないのでわからないが、原画担当が代わったかも。キャラのポーズが硬くなったように感じられる。
　バインバインと揺れる乳もどこか無機質だ。かつてのブルンブルン感が欲しい。

　ついでに決勝戦のビジュアルも、なんだか不正解者が空気読めない子みたいで可哀そう。


　でも、どうなんだろうなあ。
　一般ウケを狙って、あえて変更したのかもしれないし、改悪とは言えないのかな？（それなら乳揺らすなと言いたいところだが）
　決勝戦だって、二頭身キャラたちが、4人でわいわいと魔法を打ち上げているみたいで、見ようによっては可愛いし。

　まあ、クイズ自体が面白ければいいんだけどね。





　ちなみに初回プレイした結果。
　決勝まで残るも、98点台を叩き出した阿呆がいたため2位。ちくせう。