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 今田耕司(現地ガイド)が屋台で食事をしたら、現地人なのに食あたりで死にかけたとか割と冗談では済まない話を聞きつつ、我々の旅は続く。
 次の観光地は王室寺院でもあるワット・プラケオだ。
ワット・プラケオ仏塔
 このワット・プラケオは別名「エメラルド寺院」とも呼ばれている。
 それは、本尊が鮮やかなエメラルド色をしたヒスイで作られているためなのだが、こちらから言わせてもらえば、本尊以外は金ピカの「黄金寺院」である。
 なにせ、ほとんどの建物の外壁には純金の金ぱくが貼り付けられているのだ。

外壁拡大図
 ↑外壁を拡大。
 ここまで来ると「ブルジョワ寺院」の方が妥当かもしれない。

 しかも、建物だけではない。
 そこら辺にさりげなく設置されている像たちまでもが、全て金で金で金なのである。

黄金像1 黄金像2

 さらに間が悪い(?)ことに、この日は見事に晴れ上がった快晴の空模様であった。あちらこちらの金細工たちも、この青空を祝福するかのように強烈に光り輝く。
 正直な話、本気で一枚くらいなら持って帰っても許してくれるだろうと考えてしまった。

 しかし、それほどまでに、この寺院は人間の根幹に訴えかけるような魔性の魅力を持っているということである。
 ちょっと後ろを振り向けば、ここにも金の魅力に取り付かれた哀れな犠牲者が一人。


バカ像
 成金主義に迎合したバカ(G)の図。それと左手の角度はもっと下だ


 あまりのまぶしさと欲望に眼をクラクラさせた我々は、次に歴代の王族の住居でもある王宮に向かった。
 王宮は前述のブルジョワ寺院のお隣にあるため移動は楽々である。

王宮
 こちらの王宮は、全体的に白を基調とした建物が中心である。
 また、窓枠などのディテールは西洋風のものとなっており、タイ風の建築物との間で不思議な調和を生み出している。
 前のワット・プラケオのような強烈なインパクトとは異なるが、荘厳なエキゾチックの魅力を十分にかもし出していると言えよう。
 ちなみに王宮内は実銃を装備した兵士が警備しているから、あまり煩悩ギラギラの目をしてうろつかない方が身のためである


 さて、これで午前の行程は終わりだ。
 我々はすきっ腹を抱えながら、再びバスに乗り込んだ。
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