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市内

 爽やかな陽光の下、アユタヤの街を自転車でひた走る。
 上の写真の右奥にも小さく写っているが、この地域にはいたるところに遺跡が残されており、日本の京都のように現代と過去が共存する独特の雰囲気をかもし出している。
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 Gはやけに興奮していた。
 この日は列車を使って遠出するからである。
 列車内の音だけでだいたいの車種を特定できる彼だが、外国の車両に乗ることは初めてのようだ。
 昨夜の脳内マチ子(仮名)ちゃんとの情事の興奮も冷めやらぬうちにお盛んなものである。(憶測)

 二人の行く先には常にセーフガードが待ち構えていました。セーフガードが現れるたびに霧亥は、体を投げ出しセーフガードからシボを守りました。
 セーフガードにシボが破壊されてしまったら都市が取り返しのつかないことになると思ったからです。

 すごく短かったかも知れないし、すごく長かったかもしれない時間が過ぎ、突然部屋がゆれ始めました。

 霧亥をいれたカプセルは台座から転げ落ち、霧亥は部屋のど真ん中に投げ出されました。

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