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上野の国立科学博物館の特別展『明治150年記念「日本を変えた千の技術博」』に行ってきた
科博といえば、動植物の標本や、恐竜といった古生物の化石が人気だが、名前に「科学」と付くぐらい科学技術関連の展示も多い。
今回の特別展では、特に明治に改元した後の革新的な技術や、生活を一変させた製品を中心に展示している。
そのせいか来館者も平均年齢高めで、落ち着いて鑑賞ができた。
最近は博物館内も撮影可のところが多いため、デジカメを持って行った。
SIGMAのDP3 Merrillという変態コンデジだ。
薄暗い館内で感度を上げるとノイズが暴れだすため、目立たないようにモノクロモードで撮影した。
人体標本。
臓器の配置だけではなく、筋肉や血管のおおまかな配置を再現しようと苦労しているところが伝わってくる。
時刻表。
庶民にとって、江戸から明治への変化でもっとも身近なことは、時間と度量衡の変化だろうか。
江戸期は太陽が出ている時間を1日としたため、季節によって時間の長さが変わったらしい。
現在の感覚だとややこしく思えるが、強力な照明が無い時代ならむしろ合理的だ。夜目のきかない人間にとって、日没後は寝るべきなのだろう。
うちにもあったぞ黒電話。
こうしてあらためて見ると、アナトミックというか、握りやすく自然と耳と口に近寄せられるような形状をしている。
いまだに現役で活躍している電話機もあるだろうな。
国内初の大型電子計算機の配線。
案内板に「努力と根性でつくった」と記載されていた。
何人か途中で発狂したと思う。
全ての展示を見終わった感想としては、150年前の製品にはどことなく美意識が感じられるということ。
機能の面からは全く無意味な彫刻が施されていたりと、決して合理的ではないのだが、普段使うことを考えると、少し心が豊かになれるかもしれない。
また贅沢品としてのおもむきを演出する意図もあったのだろう。
ひるがえって、現在使用されている製品の中に、150年後に展示する価値のあるものは、どの程度あるのだろうか。
より速いスパンで買い替えることを美徳としている限り、後世に誇れるものは作れないかもしれないな。
常設展の方も少し覗いてきた。
こういうの喜んで撮りだしたらFOVEON信者。
触手は好きですか?
私は見るのも食べるのも使うのも好きです。
日本館名物超絶リアルマネキン。
奥さん、お若いですね。
今度は常設展だけゆっくり見て周るのもいいなあ。
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