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インスマス勝浦市の毎年恒例のイベント。
この日は朝から雨だったため、屋外の展示は無し。
それでも午後からは晴れたので、カメラを抱えてロードバイクで走り出す。




大ホールの人形たち。
この日は焦点距離75mmのDP3 Merrillを持って行ったので、とてもじゃないが全体は撮りきれない。

撮影したかったのは、むしろ単体で展示されている100年以上前の人形たちだ。



江戸期から明治にかけて作られたひな人形たち。
30cm以上の大きなものだが、それにしても着物の刺しゅうや細密な小物類からは、製作者の高い技術力と確かな情熱がうかがい知れる。

そして、その人形たちを今日も観ることができるというのは、所有者の思いが子孫たちに受け継がれているということだろう。

既に本来の色彩や失われ、破損も見受けられる。
しかし写真というものは現実の時を止めて複製することができる。
カメラによって、連綿とつながってきた歴史の証を残すことができればと思う。
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