【SIGMA DP2S】長南町

千葉県民も存在を知らない千葉県内の自治体のひとつである長南町（ちょうなんまち）。
その片隅にある小さな広場。そこは毎年春になると大量のソメイヨシノが咲き誇る絶好のお花見スポットなのだが、いつ行っても花見客もカメラマンもおらず、誰に知られることもなく桜の花が散っていく。

そもそもこの場所が私有地なのか公園なのかもわからない。
看板などがあるわけでもないので、公的なものではないのだろう。
建設関係の車が止まっているが、使用車らしきものが止まっていることもある。

そして地面には１ｍ四方ほどの小さなコンクリート製の基礎の跡が点在している。
かつてはキャンプ場だったのかもしれないし、そこを建設業の会社が駐車場として利用しているのかもしれない。

なんにせよゲートがあるわけでもなく、立ち入り禁止等の札もないので、こうして桜の下まで行ってのんびりすることもできる。

地面の雑草は刈られており、明らかに人の手によって整備されているようだ。
感謝しつつ、この場所がいつまでも存続することを願っている。